出版社/著者からの内容紹介
ゲーテもピョートル大帝も絶讃!
自由奔放な個性、強烈な生命力で人々を圧倒する作品と劇的な一生
17世紀、ドイツ――
昆虫学のパイオニアは、一生もまた破格だった。ふたりの娘をつれての離婚、かけこみ寺での隠遁生活、アムステルダムへの移住。そこからさらに52歳で、オランダ植民地スリナム(南米にある現スリナム共和国)への旅。このころの52歳といえばすでに老年だし、帆船で3ヵ月という長旅に加え、熱帯の過酷な環境に耐えられるはずもないと、周囲から強く反対されたのに、南国産大型昆虫の生態を知りたい一心で初志を貫いた。そして丸2年、マラリアで死にかけながらも、かの地にとどまり精力的に研究を続けた。
目の悦びを求めてやまなかった当時の人々――彼女の生涯はぴったりドイツバロック期と重なる――が、彼女の大判の羊皮紙に手彩色された72枚の銅版画集「スリナム産昆虫の変態」に熱狂したのもうなずける。ロシアのピョートル大帝はわざわざ彼女の自宅へ侍医を派遣し購入させたし、18世紀を通じてずっと、特にロシアとフランスで、メーリアン作品を所有することがステイタスシンボル
であり続けた。画集は生前にもう版を重ねており、彼女はじゅうぶん成功の甘き香りを楽しんだ。ナボコフもゲーテも、そのすばらしさに触れている。特にゲーテは「感覚的悦びを完璧に満足させる」と讃えた。
自由奔放な個性、強烈な生命力で人々を圧倒する作品と劇的な一生
17世紀、ドイツ――
昆虫学のパイオニアは、一生もまた破格だった。ふたりの娘をつれての離婚、かけこみ寺での隠遁生活、アムステルダムへの移住。そこからさらに52歳で、オランダ植民地スリナム(南米にある現スリナム共和国)への旅。このころの52歳といえばすでに老年だし、帆船で3ヵ月という長旅に加え、熱帯の過酷な環境に耐えられるはずもないと、周囲から強く反対されたのに、南国産大型昆虫の生態を知りたい一心で初志を貫いた。そして丸2年、マラリアで死にかけながらも、かの地にとどまり精力的に研究を続けた。
目の悦びを求めてやまなかった当時の人々――彼女の生涯はぴったりドイツバロック期と重なる――が、彼女の大判の羊皮紙に手彩色された72枚の銅版画集「スリナム産昆虫の変態」に熱狂したのもうなずける。ロシアのピョートル大帝はわざわざ彼女の自宅へ侍医を派遣し購入させたし、18世紀を通じてずっと、特にロシアとフランスで、メーリアン作品を所有することがステイタスシンボル
内容(「BOOK」データベースより)
一七世紀、ドイツ―昆虫学のパイオニアは、一生もまた破格だった。ふたりの娘をつれての離婚、かけこみ寺での隠遁生活、アムステルダムへの移住。そこからさらに五二歳で、オランダ植民地スリナム(南米にある現スリナム共和国)への旅。このころの五二歳といえばすでに老年だし、帆船で三ヵ月という長旅に加え、熱帯の過酷な環境に耐えられるはずもないと、周囲から強く反対されたのに、南国産大型昆虫の生態を知りたい一心で初志を貫いた。そして丸二年、マラリアで死にかけながらも、かの地にとどまり精力的に研究を続けた。
内容(「MARC」データベースより)
バロック時代の天才女流「昆虫画家」メーリアン。自由奔放な個性、強烈な生命力で人々を圧倒する作品は、ゲーテもピョートル大帝も絶賛した。その劇的な一生を多数の図版とともにつづる。
著者について
■中野京子(なかのきょうこ)
北海道に生まれる。早稲田大学大学院修士課程を修了。独文学専攻。早稲田大学、明治大学、洗足学園大学で非常勤講師を勤める。著書には『紙幣は語る』『かくも罪深きオペラ』(以上、洋泉社
)、『映画の中のオペラ』(未來社)、『オペラでたのしむ名作文学』(さ・え・ら書房)、訳書には『訴えてやる!』(未來社)、『巨匠のデッサン
・シリーズ ゴヤ』(岩崎美術社
)などがある。
北海道に生まれる。早稲田大学大学院修士課程を修了。独文学専攻。早稲田大学、明治大学、洗足学園大学で非常勤講師を勤める。著書には『紙幣は語る』『かくも罪深きオペラ』(以上、洋泉社



