出版社/著者からの内容紹介
ラファエル前派→モロー→象徴派という芸術の流れを正しく捉えた絵画史。19世紀末、画家・詩人たち600人が織りなす夢を自在に見透かしその輪郭をあざやかな手ぎわで描き出す。
内容(「BOOK」データベースより)
ラファエル前派→モロー→象徴派という芸術の流れを正しく捉えた絵画史。19世紀末、画家、詩人をはじめ芸術パトロン、女優、画商などおよそ600人が織りなす「世紀末の夢
」を自在に見透かしその輪郭をあざやかな手ぎわで描き出す。
内容(「MARC」データベースより)
ラファエル前派→モロー→象徴派という芸術の流れを捉えた絵画史。19世紀末、画家・詩人たち600人が織りなす夢を自在に見透かしその輪郭をあざやかな手ぎわで描き出す。82年刊の新装版。
出版社からのコメント
アール・ヌーヴォーの再評価につれて、19世紀の終わりの25年のあいだに花開いたいわゆる世紀末の芸術
に対する関心が高まり、一時はすっかり忘却の底に沈んでいた芸術家たちが再び浮上して、熱いまなざしを浴びるようになった。世紀末の画家、詩人たちは夢の怪獣キマイラの命じるままに、反物質文明の道を追求し、神秘でもあればエロティックでもあるような作品をおびただしく生み出していたのだ。
本書は、それらの作品を検証する一方、画家、詩人ばかりか芸術パトロン、女優、画商などおよそ600人が織りなす世紀末の夢のあとをたどってゆく。著者は彼らの「世紀末の夢
」を、自在に見透かし、あざやかな手ぎわで彼らの夢の輪郭を描きながら、同時に夢の抵抗物、夢の対立物を描き出す。思わず
引き込まれてしまうゴシップめいた話題も随所にある。が、同時に「ラファエル前派→モロー→象徴派→シュルレアリスム」という絵画の流れを意識するバランス感覚もあり、著者の博覧強記ぶりと相俟って、本書の大きな魅力になっている。
妖しい美しさを放つ103枚の図版、ならびに巻末に付された「テーマ別サンボリスム文選」(詩と散文およそ百数十例)が本文に対応しているのも読者にとって親切で、世紀末芸術が何であったかを具体的に教わることができる。



