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絶頂美術館: 西岡 文彦: 本

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絶頂美術館

絶頂美術館

内容紹介

海上に横たわるヴィーナスの足指が反り返っているのは、なぜ? 絵画の謎解きブームの仕掛け人による、極上の名画鑑賞術。雑誌「クリーク」で好評連載された「絶頂美術館」を下敷きに、ヨーロッパ絵画のエロティック・アートの数々を、著者独自の視点でわかりやすく解説。名画に詳しい人も、そうでない人も、絵に込められた画家の思惑に納得し、西洋文明の極意を知ることができる、超一級の知的エンターテインメント・エッセイ。 カバネル「ビーナスの誕生」、クリムト「ユーディット」、ゴヤ「裸体のマハ」などの絵画を紹介する。

内容(「BOOK」データベースより)

“ヴィーナスのそり返る足指の謎”“涙の古代ギリシア美少年ヌード”“裸のマハの濡れた瞳の秘密とは”絵画の謎解きブームの仕掛け人が贈る名画鑑賞術。恍惚や絶頂感の表現を美術史に散策しながら、その作品を生んだ時代の魂や作者の精神の一端に触れる試みである。

著者について

にしおかふみひこ。版画家・美術評論家・多摩美術大学准教授。1952年生まれ。日本古来の伝統的版画技法「合羽刷り(かっぱずり)」の数少ない後継者のひとり。編集者、デザイナー、プロデューサーとしても活躍。テレビ東京「アートに恋して」のメインキャスターとしても名を馳せた。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

西岡 文彦
1952年生まれ。多摩美術大学准教授。伝統版画技法「合羽刷り」の数少ない継承者。日本版画協会および国展で新人賞受賞後、デザイン・出版分野でも活動、ジャパネスクというコンセプトの発案者として知られる。近年は絵画鑑賞のナビゲーターとして活躍。『世界一受けたい授業』、『芸術に恋して』、『誰でもピカソ』、『新日曜美術館』等、テレビ番組の企画・出演も多くつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

目次

足指のひそやかな物語―オルセー美術館の甘美なるヴィーナスからはじまる、華麗なるサロン絵画への招待
絶頂のアカデミズム―パリ芸術界の女王となった高級娼婦の官能のボディラインが物語る、西洋美術「眠れる美女」の系譜
古代ヌードのくびれ効果―ハリウッド映画が今なおイメージ源にする古代ブーム美術に、自分をデザインする方法を学ぶ
新古典主義のトルコ風呂―ルーヴル自慢の近代ヌードの古典は、ヨーロッパ美術にひそむ東方ハーレム願望をあぶり出す
接吻するエクスタシー―愛の神クピドが恋に落ち、女神ヴィーナスも嫉妬したという美少女を描く近代彫刻の名品
涙の美少年ヌード―革命に命を捧げた少年兵は、なぜ全裸で描かれなくてはならなかったのか
無敵のギリシア同性愛軍団―敵将をも涙させたという、勇猛果敢な古代ギリシア神聖部隊の死に至る愛の絆
ヌードの虐殺―理想と冒険に身を投じた英国ロマン派詩人バイロンに託して、ドラクロワが描く激情の裸身たち
戦うレズビアン絵画―ナポレオン三世と戦った反逆の画家が描く「男性不要」の官能が意味するもの
挑発のカメラ目線―画面から絵を見る者を見返すヌードが巻き起こした、近代絵画最大のスキャンダル
ファムファタルの恍惚―男にもてあそばれる悲劇のヒロインが、男をもてあそぶ「宿命の女」に変身する時
禁断のマハの瞳―厳格なカソリック道徳の支配下、ひそかに描かれた禁断の裸体が現代に問いかけるもの