内容(「BOOK」データベースより)
男女の恋愛を描き出したヴァトーの絵画には、じつはひそかに、彼の時代に支配的であった国王の宮廷や貴族階級の文化と対立する、市民階級の文化モデルが呈示されているという事実が、本書において明らかにされる。ヴァトーの絵画世界では、市民的な愛の理想が強調されているのである。しかし、その理想は、当時のフランスの市民階級がおかれていた状況に呼応して、宮廷や貴族文化の諸規範とも複雑に結びついていたのであった。
内容(「MARC」データベースより)
市民的な愛の理想はどう描かれるのか。摂政時代の男と女の関係をひもとき、画家ヴァトーがどのように市民的恋愛を構想し、表現していったかを明らかにする。92年刊の新装版。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ヘルト,ユッタ
1974年
からオスナブリュック大学で美術史の教授。研究分野は非常に広範で、17~18世紀スペイン美術、18世紀フランス美術、現代美術のほか、建築理論や美術教育に関する著作もある
中村 俊春
1955年
、大阪府生まれ。1987年、京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。国立西洋美術館研究員を経て、現在、京都大学大学院文学研究科教授。専門は、北方
バロック美術
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
第1章 ヴァトーの初期構想作品
第2章 フランクフルト作品
第3章 パリ作品
第4章 ヴァトーの人物表現
第5章 ベルリン作品
第6章 奔放な愛から雅やかな愛へ
第7章 反抗する摂政時代の文化
第8章 理性的な愛、あるいは自然対雅やかさ
付録 摂政時代について