アート・建築・デザイン 絵画

絵画における真理〈上〉 (叢書・ウニベルシタス): ジャック デリダ Jacques Derrida 高橋 允昭 阿部 宏慈: 本

PR
ブラウズ

絵画における真理〈上〉 (叢書・ウニベルシタス)

絵画における真理〈上〉 (叢書・ウニベルシタス)

メタローグ

ふつうの読者が持っている通常の感覚というものをたちどころに壊してしまうタイプの書き手がいる。デリダもその好例だろう。読者はあっと言う間に突き放される。本書は確かに絵画論的側面を持つが、単なる鑑賞ではない。カントの美学とハイデガーの解釈学を巡って議論されるが、単なる哲学談義でもない。書き手にも読み手にも、伝えきれず論じきれない何かが常に残る。本書によればそれは、社会や制度が制限しようとする自由の可能性を開拓するために残された、余地の再発見である。再発見の作業を脱構築という。思考を取り巻く政治に常に干渉していくこと、これが著者の一貫した戦略である。(小林浩)
『ことし読む本いち押しガイド1999』 Copyrightc メタローグ. All rights reserved.

内容(「MARC」データベースより)

デリダの、絵画の周辺・周縁をめぐる考察の邦訳。上巻には絵画論序説とも言える「パス=パルトゥー」、カントの「判断力批判」についての主論考「パレルゴン」、アダミのデッサンを論じた「+R」を収録。

目次

パス=パルトゥー
パレルゴン(レンム
パレルゴン
純粋な切断の「なしに」
巨大なるもの)
+R―おまけに