内容(「BOOK」データベースより)
平安京以来の公家政権の中心地・京都。ここに初めて出現した武家政権・室町幕府がその支配を確立するため必要としたのは武力や経済力だけではなかった。公家文化を積極的に吸収、あるいは侵食することで、新たな権力を荘厳する必要があったのである。緻密な作品研究から、「やまと絵」を巡る文化の覇権争いの様相を鮮やかに浮き上がらせ、政治史としての美術史を本格的に切り拓く。
内容(「MARC」データベースより)
京都に武家政権を開いた室町幕府は、公家文化を「接収」することでその権威を荘厳した。大和絵を巡る文化争奪戦の様相を活写し、「政治としての美術史」を拓く。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
高岸 輝
1971年
アメリカ合衆国イリノイ州生まれ。1994年東京芸術大学美術学部芸術学科卒業。1996年東京芸術大学大学院美術研究科修士課程修了。1998年国華賞受賞(「当麻寺奥院所蔵『十界図屏風』の研究」)。2000年東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了、博士(美術)の学位取得。2000年日本学術振興会特別研究員(PD)。2001年プリンストン大学美術考古学部客員研究員。現在、青山学院大学文学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
やまと絵の千年、土佐派の五百年
当麻寺奥院所蔵「十界図屏風」
第1部 初期室町幕府と土佐派の成立(室町殿絵巻コレクションの形成
藤原行光と土佐派の成立)
第2部 室町幕府全盛期における土佐派の展開(清凉寺本「融通念仏縁起絵巻」と足利義満七回忌追善
六角寂済と足利義満―六角絵所の成立と展開
土佐行広と土佐派の展開 ほか)
第3部 応仁・文明の乱前後における土佐派と狩野派成立(足利義政室町殿の舞絵制作と土佐広周・土佐光信
禅林寺本「融通念仏縁起絵巻」と足利義政
応仁・文明の乱後の文物復興と土佐派・狩野派 ほか)
初期土佐派の百五十年