内容(「BOOK」データベースより)
1925年、パリ。シュルレアリストたちの熱狂的なクレー賛美は、バウハウスの理知的な「フォルムの達人」としてのクレー像を隅に追いやり、その後のクレー批評に、神秘的で幻想的な言辞をちりばめさせることとなる…。「クレー=シュルレアリスト」像の起源と伝播の実態を緻密に描き出し、美術批評という言説が、いかに政治的、党派的装置となりうるかを浮き彫りにする、スリリングなクレー受容史研究の記念碑的大著。

序章 シュルレアリストとしてのパウル・クレー
第1章 パウル・クレーとダダ
第2章 パウル・クレーとシュルレアリスム前史
第3章 パウル・クレーとパリ
第4章 「パウル・クレー=シュルレアリスト」像の完成
第5章 シュルレアリスムの彼方へ
補遺