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フェルメール論―神話解体の試み: 小林 頼子: 本

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フェルメール論―神話解体の試み

フェルメール論―神話解体の試み

内容(「BOOK」データベースより)

近年、欧米で300年ぶりにフェルメール作品を一堂に会した展覧会が開かれ大変な話題を呼んだことは記憶に新しい。その影響もあり、この数年間にフェルメールに関する研究は、格段に広がりと深みを増した。生前における画家としての活動・知名度・人間関係・経済状況を見直させる史料の発掘、X線写真等による個別作品に関する最新の諸情報、そして、「フェルメールは没後忘れられ19世紀半ばに再発見された」という俗説の見直し等々、近年発表された史・資料、解釈、分析は実に多くを教えてくれる。本書は、これら最新の研究成果をふまえた上で、さらに新たな発想に基づく新しいフェルメール像を提示し、蔓延する神話的言説の解体を試みた渾身の研究書である。

内容(「MARC」データベースより)

19世紀半ばに劇的に再発見された孤高の天才画家・フェルメールについてまわる神話的エピソードの数々を再検討し、新たなフェルメール像を提出。さらに17世紀オランダ絵画という文脈の中に彼の作品を位置づけ、理解する。

目次

第1章 フェルメール忘却神話の真相
第2章 古文書が語る生涯の軌跡
第3章 一七世紀前半のオランダ絵画とフェルメールの選択
第4章 自己の発見―独自様式の確立に向けて
第5章 洗練、完成、そして停滞
第6章 フェルメールの制作法を探る
第7章 風俗画の語るもの―意味と無意味の狭間で
第8章 寓意の図像
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