内容(「BOOK」データベースより)
欲望、情熱、
愛情
が匂いたつ「一枚の絵」―。かきたてられる興味。彼女はなぜ愛され、描かれたのか。そして絵筆を持つ画家の想いは。モディリアーニへの愛に殉じた
ジャンヌ
、「ピカソを捨てた唯一の女」フランソワーズ、シーレの「失ってはならない女」ヴァリ、クリムトにエクスタシーの瞬間を描かれたエミーリエ、画家たちが競って描いたキキ…。胸躍るエピソード満載の、十九人の「美神」コレクション。互いをインスパイアしあった画家と美神の関係から、「ふたりでいることによってはじめて可能になる自己実現」、「恋愛の可能性」を探る。読んだ後、絵が観たくなる。そしてむしょうに恋がしたくなる。
著者からのコメント
『美神(ミューズ)の恋』は、2003年に刊行された『彼女はなぜ愛され、描かれたのか~大人のための恋愛美術館』(すばる舎刊)の文庫版です。
今回の文庫化に際し、「ひとりの男から決定的に愛された女」としてサルバドール・ダリのミューズ、「ガラ」を加えました。
----ガラの背中が私に告げる。ひとりの男から決定的に愛される女には、「理由」があるのだ、と----
また「文庫版あとがき」も書きました。『彼女はなぜ~』が出版されたとき、賛否がくっきりわかれたこと、そのことに対する私の考えなども書きました。
絵画が好きな方はもちろん、そうでない方にも「男女の組み合わせ」「恋愛の可能性」などの視線で楽しんでいただければ嬉しいです。2010年1月9日 山口路子
著者について
作家。
1966年
東京生まれ。大学卒業後世界史の講師を経て92年にアートサロン「時間旅行」設立。レクチャーや美術・写真展の企画を行う。活動休止後2001年に軽井沢へ移住。講演のテーマは「表現者として生きた女性」「画家とモデルの恋愛模様」など。
主な著書に「ココ・シャネルという生き方」(
新人物文庫
)、「いい男と出会えていないあなたへ」(
青春出版社
)、「うっかり人生がすぎてしまいそうなあなたへ」(すばる舎)などのエッセイ集。
小説に「軽井沢夫人」(講談社)、「女神(ミューズ)」(
マガジンハウス
)など。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山口 路子
作家。
1966年
東京生まれ。大学卒業後世界史講師を経て92年にアートサロン「時間旅行」設立。レクチャーや美術・写真展の企画を行う。活動休止後2001年に軽井沢へ移住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
contents
「恋と絵画の深い関係」 まえがきにかえて
1 なぜ女は男に殉じることができたのか(ジャンヌ
×モディリアーニ)
2 男の才能を最大限にひきだす女のセリフ(アルマ×ココシュカ)
3 別れた男の言葉が暴いた女の未練(フランソワーズ×ピカソ)
4 満たされない女がうらやむしあわせ(ヘンドリッキュ×レンブラント)
5 人生の同志となるために必要な「瞬間」(エミーリエ×クリムト)
6 男にとって「失ってはならない女(ひと)」(ヴァリ×シーレ)
7 恋が長く続く男女の組み合わせ(マルト×ボナール)
8 女にとって一番つらい別れの言葉(カミーユ×モネ)
9 そのままの女を愛する男のメッセージ(ジョルジェット×マグリット)
10 過去の恋を隠す女と媚の深い関係(エレーヌ×ルーベンス)
11 男を暗闇からひきだす女のちから(カミーユ×ルドン)
12 男が女に黒い服を着せるとき(ベルト×マネ)
13 母のような女に好感を持つ女の心情(アリーヌ×ルノワール)
14 男の幻想のなかで生きる女(マルグリット×クノップフ)
15 男が胸をつかれる女の横顔(ヴァラドン×ロートレック)
16 宿命の女に囚われた男の最後の希望(ジェーン×ロセッティ)
17 女の涙をさそう男の想い(ルーシー×パスキン
)
18 ひとりの男から決定的に愛された女(ガラ×ダリ)
19 男たちを虜にした女が愛したもの(キキ×キスリング)
あとがき
主な参考文献
文庫版あとがき