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恋するフェルメール―36作品への旅: 有吉 玉青: 本

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恋するフェルメール―36作品への旅

恋するフェルメール―36作品への旅

内容(「BOOK」データベースより)

絵は見るものというより見に行くもの。「合奏」が盗まれた直後のボストンから始まった、全作品を訪ね歩く、世界各地への心躍る旅。

出版社からのコメント

 フェルメール作といわれている作品は現在、世界に37点。その
うち何点かは真作かそうでないかの議論がいまだにつづいている。
かつて非真作と断定された作品が、真作として新たに認定し直されたりすること
もあったし、権威による真作のお墨付きを得られたはずが、実は贋作だったこと
もある。その希少価値から盗難にあった作品もあり、ボストンのイザベラ・ス
チュワート・ガードナー美術館に所蔵されていた「合奏」は、いまだ行方知れず
である。
 神話が神話をよび、伝説が伝説をつくる。フェルメール・フリークたちは、全
点制覇を夢見て世界の所蔵美術館に出かけて行くが、しかし、どうしても見るこ
とのできない作品もある。
 著者が最初に意識して見ようとした作品は、ボストンに留学中の、まさに盗難
直後の「合奏」だった。
 本書は不在の絵から始まった、フェルメールの作品を訪ねる旅の物語であ
る。絵は見るものというより見に行くもの、という熱い思いを胸に、フェルメー
ルという恋人に会うため、世界各地へ足をのばす。やっと会えた絵もあれば、再
会したものもある。
 そして美術館や町や友人などを細やかに描きながら、1作品ずつ、36作品をみ
ごとな筆致で鑑賞していく。
 読者は軽い嫉妬と同志的な歓びを同時に抱きながら、フェルメールの世界へと
引きこまれていくにちがいない。ファン必読の一冊。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

有吉 玉青
1963年、東京都生まれ。早稲田大学哲学科、東京大学美学藝術学科卒。ニューヨーク大学大学院演劇学科修了。主要著書「身がわり 母・有吉佐和子との日日」(新潮社 坪田讓治文学賞)他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

目次

マイ・ファースト・フェルメール(「合奏」一九九〇年十月ボストン)
喧騒の街の片隅で(「窓辺で水差しを持つ女」一九九一‐二年ニューヨーク)
飽きない理由(「眠る女」一九九一‐二年ニューヨーク)
あばたもえくぼ(「少女」「信仰の寓意」一九九一‐二年ニューヨーク)
ドアの向こうに恋人がいる(「牛乳を注ぐ女」1 一九九二年八月アムステルダム)
静かなる決心
小さき花のごとく(「レースを編む女」「天文学者」一九九二年九月パリ)
ハーグへ!
あるとき突然に(「ダイアナとニンフたち」「聖女プラクセデス」「マリアとマルタの家のキリスト」「二人の紳士と女」一九九六年三月ハーグ)
フェルメール時間(「手紙を読む青衣の女」「牛乳を注ぐ女」2 一九九六年三月ハーグ)〔ほか〕