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友よねむれ―シベリア鎮魂歌(レクイエム): 久永 強: 本

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友よねむれ―シベリア鎮魂歌(レクイエム)

友よねむれ―シベリア鎮魂歌(レクイエム)

出版社 / 著者からの内容紹介

彼は、手先が器用で音楽が大好きな時計職人でした。満州(当時)の大連で、妻子とともに暮らしていました。やがて軍への召集、敗戦、そしてソ連軍による武装解除ここで彼は、苛酷な運命にたたきこまれます。極寒のシベリアに連行され、バーム鉄道建設の強制労働に4年の間つかされることになったのです。つらい労働と貧弱な食事、きびしすぎる生活条件の中で、多くの友が命を落としました。なんとか生きのびて帰国した彼は、60歳になってから絵を描き始めます。そして74歳のとき、忽然と彼の胸のうちに、あの4年間の記憶が生々しく甦りました。彼はものにつかれたように、“シベリアの真実”を描きだします。2年間で43点を描きあげたとき、精魂つきはてて倒れ、それ以上の制作はできなくなりました。こうして、奇跡のように、素朴画家・久永強とその「シベリア・シリーズ」は誕生したのです。痛切な体験と、それを伝えようとする思いが素朴画という方法を得て形をとったこの力強い“魂の表現”は、子どもたちに、そして大人たちにも、まっすぐに届くことでしょう。

自分で読むなら:小学高学年から

内容(「BOOK」データベースより)

本書は、久永強画「シベリア・シリーズ」(世田谷美術館蔵)43点を、作者自身による詞書とともに全点紹介するものです。詞書は、本書のためのテキストとして編集部で編んだもので、作者による校訂を経ています。

内容(「MARC」データベースより)

60歳で絵を習い始めて10数年、著者の心の中に蘇ってきたあの抑留時代のひとコマ、ひとコマ。戦争の非人間性の「いけにえ」となって異郷の地に死んでいったひとりひとりの事実を、50数年たった今、もう一度提示する。

目次

過ぎ去った五十年の風景
ダローガ(道)
元曹長殿
捕虜の顔
「マホルカ」=たばこ
鬼の現場監督
耐え忍べダモイ(帰還)の時まで
戦友を送る・夏
戦友を送る・冬
パンを鋸で切る〔ほか〕