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渋谷百軒店ブラック・ホーク伝説 (CDジャーナルムック): 本

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渋谷百軒店ブラック・ホーク伝説 (CDジャーナルムック)

渋谷百軒店ブラック・ホーク伝説 (CDジャーナルムック)

出版社/著者からの内容紹介

日本ではじめて「ブリティッシュ・トラッド」の紹介を積極的に行なった渋谷百軒店の伝説的ロック喫茶「ブラック・ホーク」。その足どりをまとめた画期的な1冊です。「ブラック・ホークの選んだ99枚のレコード」も新装復刻します。

「世間的な分類では、ブラック・ホークはロック喫茶である。ところがその空気は、ロック喫茶らしさからは外れていて、プレイされる音楽が、席を埋める客たちの体に染み込んでいく光景は、いつも静謐といってよかった。そしてその音楽を他所で、たとえばラジオから聴く、ということはまずないのだった。
なぜかというと、ブラック・ホークの音楽は、世間の流行に同調することがなかったからだ。ロック=音量主義の七〇年代初頭には、個人レベルのコミュニケイションを重視してアコウスティック路線をとった。西海岸の音楽が一般化するころには、ゴスペル色の濃い南部のロックに力を入れ、シンガー&ソングライターにブームが兆せばイギリスの古謡をうたう人達に光をあてた。ヘソまがりではなく、わずか五〇人で満席のスペースは、つねに専門店的な使命を帯びるべき、という考えからだった。そこでは何年後かに、"幻の名盤"となるレコードが、幻ではなくリアル・タイムで流れつづけた。」
(松平維秋『渋谷道玄坂百軒店界隈』1985年より)

目次

PART1 渋谷百軒店1969−70年代
インタビュー■ブラック・ホークの18年/水上義憲(ブラック・ホーク・オーナー)
再録■渋谷(1960-1982)~渋谷百軒店界隈/矢吹申彦(『東京面白倶楽部』より)
インタビュー■記憶から消えない60年代の百軒店/三野泰一(元「サンジェルマン」オーナー)
エッセイ■百軒店の「手のひらの上」/萩原健太(音楽評論家)

PART2 松平維秋とヒューマン・ソングス
インタビュー■松平君はトラッドへ向かった/水上義憲(ブラック・ホーク・オーナー)
再録■イギリスにどんな"都市の音楽"があったか/松平維秋
再録■トラッドの受け入れられ方/松平維秋
再録■よみがえった古謡/松平維秋
再録■始めに歌ありき/松平維秋
再録■1999年/松平維秋
再録■1971年作の名盤/松平維秋
再録■生暖かい人間味/松平維秋
再録■ザ・バンド/松平維秋
再録■ロックにとって名盤とは何か/松平維秋
再録■終わりの始まり/松平維秋
再録■トーチカ物語/松平維秋
エッセイ■ブラック・ホークからブリティッシュ・トラッド愛好会へ/森 能文(ハイランド・パイパー)
エッセイ■1970年代百軒店のサムシング・イン・ジ・エアー/尾城夏人(自由業)

PART3 この店でしか聴けない音楽
インタビュー■トラッドだけでは客は呼べない/水上義憲(ブラック・ホーク・オーナー)
エッセイ■「ロック喫茶」という発想/和田博巳(ミュージシャン、オーディオ評論家)
エッセイ■ブラック・ホークの気配/市川 陽(TVプロデューサー)
寄せ書き■ブラック・ホークDAYS/新井健文・飯田竹男・伊藤銀次・小川真一・かしぶち哲郎・粕谷雅昭・小西勝・白石和良・菅沼裕・鈴木慶一・鈴木常吉・本田信介・南佳孝・若林敏子・和田博巳

PART4 メッセージが発信される店
インタビュー■時代はロックに背を向けた/水上義憲(ブラック・ホーク・オーナー)
エッセイ■「ブラック・ホークのにおい」/野田高澄(アート・ディレクター)

PART5 99枚のディスク~「ブラックホークの選んだ99枚のレコード」リニューアル版
天辰保文・大江田信・大島豊・小川真一・菅野ヘッケル・浜野サトル・尾城夏人・松平維秋・松永良平
エッセイ■ブラック・ホークとの別れ/船津潔(「タムボリン」オーナー)