内容(「BOOK」データベースより)
今から百数十年前、西欧の近代化に立ち遅れた帝政ロシアは、夜明け前
の暗い谷間の中であえいでいた。そんな時代に生まれたクラムスコイは、ツァーリの美術アカデミーに反抗し、画家協同組合や移動展協会を結成し、ロシア美術の大衆化、近代化のために戦うが、やがて力尽きて敗れ去った。しかし、死の直前、彼は自らの怨念を結晶させた不朽の名作「忘れえぬ女
」を制作し、ロシア美術史上
消すことのできない名を残す…。数学教師によって書かれた異色の伝記文学。

第1章 暗い谷間の時代を生きる
第2章 移動展とクラムスコイの作品
第3章 クラムスコイが描いた人々
第4章 晩年のクラムスコイ