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ダ・ヴィンチとマキアヴェッリ―幻のフィレンツェ海港化計画 (朝日選書): ロジャー・D. マスターズ Roger D. Masters 常田 景子: 本

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ダ・ヴィンチとマキアヴェッリ―幻のフィレンツェ海港化計画 (朝日選書)

ダ・ヴィンチとマキアヴェッリ―幻のフィレンツェ海港化計画 (朝日選書)
歴史に埋もれようとしている2人の天才の邂逅と挫折、そしてその後半生を描いた、ルネッサンス期を舞台にしたノンフィクション。『君主論』により政治思想史に名を残したニッコロ・マキアヴェッリと歴史上もっとも有名な天才芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチ。この2人の天才は1502年にチェーザレ・ボルジアの宮廷で出会い、翌年再会した。一方はフィレンツェの書記官、他方は技術者として、フィレンツェが抱えている問題を解決しようと乗り出す。折から外洋港として利用していたピサが独立し、内陸都市フィレンツェは他国との交易手段を失う。そこで運河をもうけ、外洋とのルートを確保しようという壮大な計画を2人は立てる。ちょうどフィレンツェ出身のアメリゴ・ヴェスプッチによる新大陸発見の報が、この計画の実現を後押しする。しかし、その第一歩となるべきピサ周囲のアルノ川の流れを変更して、水源を絶ちピサを降伏させようとする軍事的な試みが失敗すると、運河計画自体も頓挫する。その敗因を政治的な理由に求めたマキアヴェッリと、経済的な理由に求めたダ・ヴィンチ。以後、マキアヴェッリは政治にかかわり続けようとして失敗し、政治のあるべき姿を求めて『君主論』を生み出す。ダ・ヴィンチは、パトロンを求めて各地を転々とする。

淡々とした描写の中に奇想天外と思えるストーリーが展開し、個性あふれる登場人物たちを緻密に描いている。ちなみに本書に収録されているイタリアの地図より詳細な地図を用意して読むといっそう臨場感がわく。原題は『Fortune Is a River』。(鏑木隆一郎)

内容(「BOOK」データベースより)

「モナリザ」の絵の中に秘められた大計画!アルノ川の水路を変え、世界を支配する国際貿易都市に―二人の天才が取り組んだ大事業の全貌。

内容(「MARC」データベースより)

アルノ川の水路を変え、世界を支配する国際貿易都市に-。レオナルド・ダ・ヴィンチとニッコロ・マキアヴェッリ、この二人の天才が取り組んだ大事業の全貌。これは二人の男と一つの川の物語である。〈ソフトカバー〉

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

マスターズ,ロジャー・D.
1933年ボストン生まれ。ハーヴァード大学、シカゴ大学で政治学を学ぶ。67年からダートマス大学で教鞭をとり、’92年からネルソン・A・ロックフェラー記念政治学教授。著書に「The Nature of Politics」などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

目次

不思議な友情
アルノ川
レオナルドの名声(1452~1499年)
ニッコの権力(1469~1501年)
出会い(1501~1503年)
協力(1503年)
失敗
余波
宮廷のレオナルド(1506~1519年)
ニッコロの苦闘(1506~1527年)〔ほか〕