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謎解き フェルメール (とんぼの本): 小林 頼子 朽木 ゆり子: 本

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謎解き フェルメール (とんぼの本)

謎解き フェルメール (とんぼの本)

内容(「BOOK」データベースより)

現存する作品、わずか30数点―その1点1点を読み解き、人間フェルメールの真実の姿に迫る。

内容(「MARC」データベースより)

現存する作品、わずか30数点。その1点1点を読み解き、人間フェルメールの真実の姿に迫る。フェルメールのどこがすごいのかを真正面から知りたい人のためのフェルメール講座。『芸術新潮』2000年5月号特集を再編集。

出版社 金川功, 2003/07/04

フェルメールだって人間だもの、傑作もあれば失敗作だってあるさ……
 現存する作品はわずか30数点! しかもその中にも真作かどうか疑わしいものがあったりするので、フェルメールは「謎の天才画家」なんていわれて、神秘化されがちです。しかし、近年の研究で、フェルメールについてはかなり詳しいことがわかっています。そこでこの本では最新の研究データをもとに、「謎」ではない、「一人のオランダ人画家の真実の姿」を探ってみました。解説してくださるのは、日本のフェルメール研究家の権威、小林子さん。フェルメールだって人間だもの、傑作もあれば失敗作だってあるさ……そんな気軽なスタンスで、作品1点1点の背景にある時代、社会、そしてフェルメールの「個人的事情」まで読み解いていきます。美術史的な解説に加え、今回、とても面白かったのは、フェルメールがいったいどんなふうにして絵を描いていたか、についての考察です。当時、カメラの前身である「カメラ・オブ・スキュラ」という装置があって、フェルメールはこれを使い、レンズを通して得た像を暗室に映し出して、それをそのままなぞっていたのではないか? という説があるのです。この説を証明するために、当時のフェルメールのアトリエを再現したり、CG技術を駆使したりして、世界中でさまざまな試みがなされています。その代表的な検証例を紹介しながら、フェルメールの画作の秘密を探ってみました。また、なぜか繰り返される盗難事件についての朽木ゆり子さんのルポも必読!

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

小林 頼子
1948年生まれ。1982‐85年(オランダ)ユトレヒト大学美術史研究所留学。87年慶応義塾大学大学院博士課程修了。現在、目白大学助教授

朽木 ゆり子
東京生まれ。ジャーナリスト。国際基督教大学教養学部社会科学科卒。同大学院行政学修士課程修了。コロンビア大学大学院政治学科博士課程に学ぶ。1987年から92年まで「日本版エスクァイア」誌副編集長。94年よりニューヨーク在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

目次

フェルメールはどこがどう凄いのでしょうか?
デルフトに生まれ、死んだひとりの画家のことを教えてください
フェルメールはどんな時代に生まれたのですか?
“風俗画家”としての本領はどこにあったのですか?(物語画から風俗画へフェルメールの選択―1650年代半ば
デルフト風景を描いたそのわけは?―1650年代末
フェルメール、何かを掴む
美しき到達点
翳りゆく晩年)
真作か?非真作か?論議のわかれる4作品
“200年後に再発見”の真相は?
世紀の贋作事件はなぜ起きたのですか?
フェルメールの絵はどこまで「写実」なんでしょうか?―21世紀の視点
なぜ狙われる?―フェルメール盗難史